皇子原ホテル密室殺人事件
シトロン学園探偵科にとって初の事件がいきなり王道の密室殺人事件!
今まで勉強した知識に独自のカンを加え、ホテルの一室で起きた密室殺人事件の真相を追う。
「完全犯罪なんてありえない!一番意外な人が怪しい!」と容疑者達を一室に集め、シトロンの名推理が展開する。
「ホシはこの中にいる…真犯人はあなただ!」指差した人物とは?
警察にも暴けなかった密室殺人のトリックをシトロンは見事に解いたのか?
名探偵の卵たちの初事件は果たしてどのような結果になるのか。不敵な微笑みを浮かべて海堂エルが言い放つ!
「謎はすべて解けたよ!」
朝比奈商事社長令嬢誘拐事件
上場企業の社長令嬢が誘拐された。身代金は5億円!前代未聞の誘拐事件は犯人の緻密な計画により警察が翻弄される。
捜査協力を依頼されたシトロン学園は、身代金の受け渡しが行われる急行列車に同乗し犯人確保の機会を待つ。だが犯人は列車に乗っておらず、指定の地点で走行中の列車の窓から現金入りのカバンを投げろという指示。
あっさり奪われた5億円と帰って来た令嬢。だが身代金を入れたカバンにはシトロンの発案で特殊な仕掛けが施してあり、証拠隠滅のために燃やすと赤い煙が上がって犯人の居場所が特定される。仕掛けた罠が舞い上がる!
往年の名作映画「天国と地獄」をモチーフにした大活劇!
カビラビーチリゾートシージャック事件
待ちに待った夏休み!日頃の疲れを癒そうとシトロン学園有志は南国のリゾートへ。だがそこでも運命の巡り会わせのように事件が勃発!
彼女らが乗ったクルーザーが怪しい男にシージャックされてしまう。せっかくのバカンスが台無し!こうなったら一仕事してさっさと片付けましょう!
推理も何もない、ただ犯人を捕まえればいいだけの単純明快な解決方法。簡単な手筈を整えて、水着のまま持ち場につくシトロン学園探偵科。
拳銃を船長に突きつけたまま海外逃亡を図ろうとする犯人を、説得と色仕掛けと背後からの不意打ちというコンボであっさり捕まえてしまった!
太陽輝く青い空と海。やっとバカンスを取り戻したシトロンの夏休みはこれから!
百目鬼伯爵夫人失踪事件〜覚醒〜
古くからの華族の血を引く大富豪百目鬼伯爵のもとに若くして政略結婚で嫁いで20年が経つ。夫人は何不自由ない裕福な生活の中、屋敷に出入りする名も無い絵描きの青年と禁断の恋に堕ちてしまう。
本当の恋愛を知らない夫人は、ついに絵描きと駆け落ちの道を選ぶ。雷雨に荒れる嵐の夜、絵描きの元へ向かうべく屋敷の重い扉を開ける夫人。その重さは人生のすべてを捨てる重さのように感じていた。そして広い庭を一気に駆け抜け、門の外に待つ絵描きにすがりつく。
冬まだ浅い北国までの逃避行。雪の中、手を取り合って何も言わずに歩く二人。すべてが終わると人は言うけれど、終わるのは現実だけ。夢はいつまでも続いて行く…
聖ル・アンジェ教会マリア像盗難事件〜Silent Night〜
母親を早くに亡くし、父親一人に育てられた幼い兄妹。夜遅く仕事から帰って来る父はいつも酔っぱらっていて、小さい妹が泣く声を嫌っていた。
唯一の楽しみは、日曜の朝に行く近所の小さな教会。母の顔を知らない妹はマリア様の像をママに重ねているようで、大好きだった。
クリスマスも近い寒い夜、妹が高熱を出してしまう。父は今夜は泊まり込みの仕事だったはず…うなされる妹の小さい手を握りながら、兄は祈るしかなかった。
「マリア様、いつかは僕たち幸せになれる?」
妹はうわ言のようにマリア様に会いたいと繰り返す。兄はついに決意する。
真夜中の教会に忍び込み、小さなマリア像を持って家へと走る。「マリア様許して。あの子に一目だけです…僕はどうなってもいいから…」雪の中家に着くと、妹は…
鳳仙花ヒルズ爆破予告事件〜Time Limit〜
シトロン学園がある街に華やかにオープンした巨大商業施設"鳳仙花ヒルズ"上層のマンションの住人も含めてオープンの日は約4000人が集まっていた。
そこに突然爆破予告が舞い込む。施設のオーナーは混乱を避けるべく秘密裏に爆弾を捜索して欲しいと警察に頼み込む。
「すべて消えるよ…ここからが始まりさ」狂気の録音テープが捜査本部を震わせる。
刻一刻と予告時間が迫る中、捜査協力をしていたシトロン学園探偵科が独自の閃きで地下の倉庫で爆弾を発見!タイムリミットはあと2分…爆破処理班を呼んでいる時間はない。「この赤と青、どちらかのコードを切れば止まるよ!」「昔の映画でよくあるよね」切る方を間違えたらその場で爆発するという緊迫の中、運命のハサミを入れるシトロン。止まるコードはどっちだ!?
私立シトロン学園校歌〜正義の誓い〜
発足から1年が経った探偵科の活躍は予想を大きく越えるものがあった。
シトロン学園校長は探偵科の生徒に学園を代表して校歌を歌わせることを決意。伝統ある校歌を大胆にアレンジしてウケを狙う路線に出てきた。
学園野球部が甲子園に出場して勝利した際には全国にこの校歌が流れることを期待してその反応に胸を躍らせる校長。だが女子校であるシトロン学園には残念ながら野球部がなかった…
校長の野望はいつ果たされるのか?そして前代未聞なロックンロールな校歌は教育委員会や文部省に受け入れられるのか?すべてが挑戦の私立シトロン学園は今日も我が道を行くのであった…
丸菱組拳銃密輸事件〜Stardust Memories〜
警察に協力して指定暴力団拳銃密輸現場に張り込むシトロン学園。ロシアマフィアからの拳銃受け渡しの瞬間を現行犯逮捕する目的で夜の港を見回るが、月乃は偶然丸菱組の構成員と鉢合わせ。若いその男は月乃の幼馴染みで初恋の人だった。
10年ぶりの再会はお互いにとって最悪な形となり、やがてロシアの船が入港する。彼は月乃を振り切り貨物の確認を急ぐが、箱を開けて大量のトカレフが姿を表した瞬間、サーチライトが黒服の男たちを照らし捜査員と探偵科が駆け寄る。
「来るな!帰れ!」男が月乃に向かって叫ぶ。その瞬間、裏切りと判断したロシアマフィアは彼に発砲、月乃の名を叫びながら目の前で倒れる彼…
非情な再会と初恋の結末。昔彼に借りたままのハンカチを握り締め、月乃は夜の港に背を向ける。
アルーバ王国皇太子狙撃事件〜Caribbean Rhapsody〜
地球の裏側にある南の小さな王国の皇太子が国賓として来日し、銀座で大規模なパレードが行われる。警備を依頼された探偵科はそれぞれの持ち場につくが、生徒会長である夏恋は国を代表して独身である皇太子の隣で華を添える形でオープンカーに同乗する。
エキゾチックな好青年の皇太子は夏恋を一目で気に入り、また夏恋も役目を忘れないながらも密かに皇太子に惹かれて行く。
パレードが佳境に入り、もうすぐお別れという時、皇太子は夏恋の名前を訪ねる。その瞬間一発の銃声が賑わう街に響く。皇太子の外交を良しとしない過激派テロリストによる狙撃…何万人という観衆と警備の面々は突然の凶弾にパニックに陥る。
屈強なSP達が皇太子を取り囲み、夏恋の腕の中で皇太子は「君が無事で良かった…」と呟く。